ジャニオタであると彼氏に隠している人って意外と多いと思います。
私もその内の一人でしたが、交際１年が過ぎたある日彼氏にジャニオタだとバレました。
今回は、そんなジャニオタがバレた私の体験談をお話しします。
- 彼氏にジャニオタを隠している
- 彼氏にジャニオタをカミングアウトしようと思っている
- ジャニオタの彼女がいる
- 好きな人がジャニオタ
という方の参考になると嬉しいです。
彼氏にジャニオタを隠していた理由
これは、私が大学生の頃の話。
小学生の時からジャニーズが好きで、大学生になってからは、時間にもお金にも余裕ができたことからも、ジャニオタ活動にかなり力を入れていました。
そんな私がどのくらいオタク活動をしていたかというと・・・
- 同じコンサートへ複数回行く
- 地方のコンサートへも行く
- 高額のチケットを購入することもある
- 本人不在の誕生日会を行う
- CD、DVDは全部購入する
- 番組観覧に参加する
- 舞台の出待ちを行う
ざっと挙げるとこんなもの。
恐らくジャニーズに詳しくない方であれば、ぎょっとする内容だと思いますが、ジャニオタの中でいうと割と普通というか、こんな人いっぱいいるわ！って感じのオタクでした。
というのも、複数回コンサートに入ってはいるものの別に全部の公演に入っていた訳ではないですし、毎回前列のチケットを高額で購入していた訳でもなく、外れてしまったけどどうしても入りたい公演を１つのツアーで１～２公演買っていただけです。（チケットの転売はダメですよ）
そんな私は約１年間彼氏にジャニオタを隠していました。
そもそも何で隠していたのかと言うと、
- 元カレがジャニオタ反対派だった
- ジャニーズにお金を使いすぎて後ろめたかった
- もし彼氏がアイドルオタクだったら嫌
の３点が大きいかなと思います。
元カレがジャニーズ反対派
私が以前お付き合いをしていた彼氏は、表向きは「今日もコンサート？楽しそうだね！」と割と肯定してくれていたのですが、実際私がいない場所では・・・
「ジャニーズにお金を払うことが理解できない」
「同じコンサートに何度も行くのなんてムダ」
「そもそもカッコよくないし、どこにでもいそうな顔」
と散々言われていました。
表向きでは理解してくれていても、やっぱり良く思わないんだなぁと当時ショックを受けたことを今でも覚えています。
そんな彼とはすぐにお別れすることとなったのですが、以降彼氏にはジャニオタを隠そうと決意しました。
ジャニーズにお金を使いすぎて後ろめたかった
特別熱狂的なオタクではなかったとお伝えしましたが、１公演７，０００円程のコンサートや１２，０００円程の舞台のチケット代は学生にとってはやはり大きな出費となります。
ツアーが決定すれば、一度に何公演ものチケット代を振り込むことになりますし、地方へ行くなら交通費や宿泊費がかかります。
コンサートが始まればグッズや洋服、美容院にもお金をかけていました。
その為、単純にお金が貯まらないのです。
自分のお金なんだから好き勝手していいだろ！といくら思っていたとしても、周りの友人が貯金していたりする話を聞くと、やはり後ろめたい気持ちになります。
心の底では「私、ジャニオタなんですよ！」と言ったところで、褒められる趣味ではないということは分かっていて、そんな後ろめたい気持ちがあったので言い出せなかったというのもあります。
もし彼氏がアイドルオタクだったら嫌
もしも逆のパターンで、彼氏がアイドルオタクだったら・・・
やっぱり嫌と思ってしまいます。
その理由としては、自分の行動をそのまま彼氏が行っていたら
「アイドルに時間を使うならその分一緒にいたい」
「コンサートで遠征するなら一緒に旅行へ行きたい」
「チケットに大金を払うなら将来のために一緒に貯金したい」
と思うに違いありません。
その気持ちも分かっていながら、オタクをやめることも制限されることも嫌なので隠しておこうと思ってしまいました。
彼氏にジャニオタを隠すことで困ること
そんな私は、ジャニオタとは言わずに彼氏との交際をスタートさせました。
しかし、いざジャニオタを隠すと様々なところで不便な事や困ることがありました。
嘘をついてコンサートに行かなくてはいけない
ジャニオタを隠すということは、つまりコンサートや遠征の度に嘘をつかなくてはいけないということ。
嘘をつかれるのはもちろん嫌だと思いますが、嘘をつかなければいけない方もやっぱり心は痛みます。
特に、カップル仲が円満な時こそより罪悪感がありました。
どんな嘘をつくかは様々だと思いますが、私は運よく小学生からの幼馴染と一緒にオタク活動をすることが多かったので「幼馴染と遊んでくる」という嘘が一番多かったです。
あえてコンサートとは言わずに、普通に遊んでるよと伝えていました。
もちろん遠征時も「幼馴染と北海道行ってくる」や「幼馴染とユニバ行ってくる」と誤魔化していました。
大阪や北海道では観光だと言っても何の不思議もないのですが、長野や新潟は本当に上手い言い訳が思いつかなかったです。
かと言って、地方に行ったことすら隠していたら、必ずどこかでボロが出ると思いましたし、何より事実と全く違った嘘をつくことに抵抗があったのを覚えています。
隠したい気持ちと好きな人に嘘をつきたくない、という気持ちが混ざり合って、上手に隠し通すのは難しかったです。
クリスマスや年末年始に予定があると怪しまれる
コンサートといえば世間のイベント時期と重なっていることも多く、特に冬のツアーではクリスマスや年末年始と立て続けに予定が入ることも多々あります。
カップルにとってのイベント日に、尽く予定が埋まっている彼女ってかなり怪しいと思いませんか？
何か隠していると思われるだけではなく、浮気を疑われ大喧嘩に・・・
なんてことにもなりかねないです。
しかもクリスマス等のイベント日こそコンサート内容が楽しかったりするので、オタクとしては余計に行きたい日なんですよね。
オタ友の説明が難しい
遊んでいたオタク友達との関係性を聞かれたとき、説明するのが難しかったです。
当時は学生だったのですが、学校でも地元でもバイト先でもなく、年齢や住まいが離れた人との接点はどう考えても見つからないんですよね・・・。
変にごまかすと、怪しい出会い系等に巻き込まれているのでは？と心配されるので、前もってなんて紹介するか考えておきましょう。
気軽にスマホを見せられない
待ち受け画面はもちろんのこと、写真のフォルダにも気をつけていました。
二人で思い出を振り返ってる途中に自担の写真が出てきた・・・
行ったことを隠していた地方の写真が出てきた・・・
なんてことのないように、彼氏との写真は全てフォルダ分けをして、目的の画像以外は見られないようにしました。
ジャニオタだとバレた瞬間
私がジャニオタだとバレたのは、当時使用していた長財布にプリクラが入っているのを、彼が見つけたことがきっかけです。
ちょうどお金を出すタイミングにプリクラが見えてしまったのです。
見せたくなかったそのプリクラには、コンサート後にうちわを持って撮影した自分が写っていました。
そしてここでようやく、１年間隠し続けたジャニオタをカミングアウトすることになったのです。
ジャニーズが好きだと知った彼氏に「好きな人が他にいる意味が分からない」と言われ、当時かなり衝撃を受けたのを覚えています。
お金や時間のムダ！
ジャニオタってイメージ悪い！
などの言葉は予想ができていたのですが、担当が彼氏と同じベクトルの好きな人だった、という認識は全くなかったからです。
というのも、私は担当が好きという気持ちはあるものの、付き合いたいやどうにかなりたい、なんて気持ちは微塵もなかったですし、そうなれるとも思っていなかったからです。
ジャニーズとオタクとは
ジャニオタを隠していた言い分としては
- ジャニオタだと分かって嫌われるのが怖くて言い出せなかった
- 恋として担当が好きなのではなく、純粋に応援しているだけ
ということを伝えました。
まず、元彼のジャニオタ反対意見を聞いて言い出すのが怖くて隠していたと素直に謝り、そこは彼氏も分かってくれました。
しかし、担当への気持ちが恋ではない、ということがどうも納得いかないようでした。
アイドルやアニメなど何か趣味のある方にとっては、ふざけていると思うかもしれませんが、彼はいたって真面目。
どうやって言えば分かってもらえるのだろうと考えた結果、私の中でのジャニーズタレントとオタクとの関係性は
ジャニーズ＝読売ジャイアンツ
担当＝坂本勇人選手
コンサート＝試合
というのが一番分かりやすいかなと思いました。
多くの選手の中でも、
特にプレーが好き！
フォームが綺麗！
など応援したい選手の一人や二人いてもおかしくないと思います。
ジャニーズだって同じで
ダンスが上手い！歌が上手い！
トークが面白い！
などグループの中で特に応援したいタレントがいるのも当たり前です。
また、同じ読売ジャイアンツ対ヤクルト戦だって何度も観たくなるものですよね？
ジャニーズだって同じです。
ただ純粋に成功してほしい、応援したいと思っているだけで、決して付き合いたいとかそう言うのではない(そもそも付き合えない)ので、分かってほしいと伝えました。
この野球チームでの例えが良かったのか悪かったのかは、分かりませんが(笑)
何となく恋ではないことを分かってもらえました。
彼氏にジャニオタがバレた後
私の場合、その後反対される訳でもやめて欲しいと言われることもなく順調に付き合いを続け、５年間の交際を経てこの彼と結婚をしました。
ジャニオタを隠していた時は、正直息を吐くように嘘をついて誤魔化していましたが、バレてからはその必要がなくなり、より誠実に付き合うことができました。
今思えば、本当に嘘の多い彼女だったなと反省しています。
そして、好きな人に正直に全てを話せるって幸せなことだなとも実感しました。
もちろん色んな男性がいるので、ジャニオタと分かった瞬間冷めたなんて人もいるかもしれません。
しかしこの先何年も交際を続けるとしたら、特に同棲するとか結婚するとなった場合には必ずボロが出ますし、隠し通すのにも限界を迎えると思います。
その時に何年も嘘をついていたというよりは、その月日が短いほうが絶対にいいと思います。
彼氏がどんなタイプかにもよりますが、大切な人で長く付き合い続けたいと思う人だったら尚更ジャニオタを打ち明けるべきかと思います。
そして、その方が自分にとっても楽なことだと思います。
もしくは、ジャニオタだと打ち明けた状態で出会えば、気負いせず交際をスタートさせることができます。
日常的にオタクを隠して過ごしているのであれば、マッチングアプリ等を利用して新しいコミニティーで出会いを増やすのもオススメです。
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こんな私ですが、結婚だったり身の回りの様々な出来事がきっかけで、今となってはすっかりジャニオタから卒業しかけています。
ジャニオタを隠さなければいけない風習なんて消えて、すべての男性がジャニオタを理解してくれたら嬉しいのですが、逆だったらそんな簡単に受け入れられない（わがまま）と思うので何とも難しい問題です。
そんなジャニオタ彼女ですが、他にない魅力も持っているので、こちらの記事も合わせてご覧ください。
そして、もし彼女がジャニオタであることをカミングアウトしてきたら、もう自分に嘘をつきたくなくて正直に話してくれたんだ・・・と寛大に受け入れてもらえると私も嬉しいです。
